
- はじめに――「感じの良い人」は生まれつきではなく、習慣でつくられる
- 第1章 「感じの良い人」とは何か——好かれる人の本質を理解する
- 第2章 笑顔と表情——第一印象を制するものが人間関係を制する
- 第3章 聴く力——「話し上手」よりも「聴き上手」が好かれる
- 第4章 言葉の選び方——感じの良い人が使う言葉・使わない言葉
- 第5章 気遣いの技術——細やかな配慮が人の心を動かす
- 第6章 信頼を積み上げる行動習慣——感じの良い人が毎日やっていること
- 第7章 外見と立ち居振る舞い——「清潔感」と「姿勢」が印象を決める
- 第8章 職場・仕事での「感じの良い人」になる具体的な方法
- 第9章 恋愛・プライベートでの「感じの良い人」——好かれる異性の共通点
- 第10章 マインドセット——感じの良い人の内側にある思考習慣
- 第11章 人間関係のトラブルにどう対処するか——感じの良い人の対立解消法
- 第12章 好かれる人になるための30日実践プログラム
- まとめ——今日から始める「感じの良い人」への道
- よくある質問(FAQ)
はじめに――「感じの良い人」は生まれつきではなく、習慣でつくられる
「あの人、なんか感じいいよね」
職場でも、プライベートでも、こう言われる人がいます。特別な才能があるわけでも、外見が飛び抜けて良いわけでも、話術が超一流なわけでもない。それでも自然と人が集まり、誰からも好かれる——そんな人の存在に気づいたことはないでしょうか。
一方、「どうして自分は人間関係がうまくいかないんだろう」「好かれる人になりたいのに、なにが足りないのかわからない」と悩んでいる方も多くいます。
じつは「感じの良い人」は、特別な才能の持ち主ではありません。日々の小さな習慣・言葉の選び方・思考のくせが積み重なって、「感じの良さ」は形成されているのです。
本記事では、心理学・行動科学・コミュニケーション研究のエビデンスをもとに、好かれる人が自然とやっている17の習慣を、具体的なシーンと実践法とともに徹底解説します。今日から少しずつ取り入れるだけで、あなたの周囲の人間関係は確実に変わり始めます。
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第1章 「感じの良い人」とは何か——好かれる人の本質を理解する

1-1 「感じの良さ」の正体
「感じが良い」とはどういう状態でしょうか。辞書的な意味ではなく、私たちが日常生活で感じる「感じの良い人」を分解すると、次の3つの要素に集約されます。
① 相手への関心(Interest) 感じの良い人は、相手のことを本当に気にかけています。「この人は自分に興味を持ってくれている」と感じさせる力があります。
② 安心感・安全感(Safety) 一緒にいると緊張しない、リラックスできる、気を使いすぎなくていい——そういう雰囲気を自然に醸し出しています。
③ ポジティブな感情の連鎖(Positive Emotion) 一緒にいると楽しい、元気になる、なんとなく良い気分になれる。感じの良い人の近くにいると、相手の感情が自然と上向きになります。
この3つが揃って初めて、人は「感じが良い」と評価します。逆に言えば、これらを意識して行動を変えれば、誰でも「感じの良い人」に近づけるのです。
1-2 心理学が証明する「好かれる人」の条件
社会心理学の世界では、「好意の形成(Liking)」について膨大な研究が行われています。その中でも特に重要とされているのが以下の要因です。
近接性(Proximity)の効果 よく会う人、物理的に近い存在には自然と親しみが湧きます。職場で隣の席の人と仲良くなりやすいのはこのためです。
類似性(Similarity)の効果 趣味・価値観・考え方が似ている人に好意を持ちやすい傾向があります。「わかる!」「同じだ!」という共感が好意の土台になります。
互恵性(Reciprocity)の効果 「自分を好いてくれる人を好きになる」という心理です。相手が自分に好意を示してくれると、こちらも好意で返したくなります。
外見・清潔感(Appearance)の効果 外見の良さよりも「清潔感」「表情の明るさ」が大きく影響します。美男美女でなくても、笑顔と清潔感だけで第一印象は大きく変わります。
これらの要素を日常の行動に落とし込んでいるのが、感じの良い人たちです。意識するかどうかの違いでしかありません。
1-3 「感じの良い人」と「八方美人」の違い
ここで一つ大切な点を整理しておきましょう。「好かれる人になりたい」というと、「八方美人になることでしょ?」と思う方もいるかもしれません。しかしそれは大きな誤解です。
八方美人とは: 誰にでも合わせ、自分の意見を持たず、その場その場で態度を変える人。
感じの良い人とは: 自分の軸をしっかり持ちながら、相手を尊重し、誰に対しても真摯に向き合う人。
感じの良い人は、相手に嫌われることを恐れて行動しているのではありません。相手への本物の関心と敬意から自然と生まれる言動が「感じの良さ」として伝わっているのです。
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第2章 笑顔と表情——第一印象を制するものが人間関係を制する

2-1 笑顔は最強のコミュニケーションツール
メラビアンの法則をご存知でしょうか。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した「人が受け取る印象の55%は視覚情報(表情・姿勢・動作)から来る」という研究です。
言葉で何を話すかよりも、どんな表情で話すかの方が相手に与える印象への影響力が大きいのです。
感じの良い人は意識的かどうかにかかわらず、笑顔の使い方が上手です。具体的には以下の点が挙げられます。
- 目が笑っている:口角だけ上げる作り笑顔ではなく、目尻も下がる「デュシェンヌスマイル(本物の笑顔)」を使っている
- タイミングが自然:相手の話に反応する笑顔、挨拶時の笑顔が自然でぎこちなくない
- 笑顔の幅が広い:嬉しいとき・楽しいとき・感謝するとき、さまざまな場面で笑顔を使い分けている
2-2 笑顔を習慣にする具体的な練習法
「笑顔が苦手」「笑顔を作ると引きつってしまう」という方も安心してください。笑顔は練習で確実に改善できます。
【実践法①】鏡トレーニング 毎朝歯磨きの際に、鏡に向かって笑顔を作る練習をします。最初は口角を少し上げるだけで十分。1週間続けると自然な笑顔が少しずつ出せるようになります。
【実践法②】声を出して笑う 「あ・い・う・え・お」の「い」の口の形が笑顔の基本です。声を出して笑う習慣があると、表情筋が鍛えられ、自然な笑顔が出やすくなります。
【実践法③】楽しいことを思い浮かべてから話す 会話を始める直前に、楽しかった思い出や好きな人のことを1秒だけ思い浮かべると、表情が自然と柔らかくなります。
2-3 挨拶の質を上げる
感じの良い人の笑顔が最も際立つのが「挨拶」の場面です。挨拶は人間関係の入口であり、第一印象を決定づける重要な瞬間です。
感じの良い人の挨拶には、次の特徴があります。
先手必勝の挨拶:相手が挨拶する前に自分から先に挨拶します。「おはようございます!」とこちらから声をかけることで、相手は「気にかけてもらっている」という好意を感じます。
名前を呼ぶ挨拶:「田中さん、おはようございます!」と名前を入れるだけで、一気に親近感が増します。人は自分の名前を呼ばれると特別感を感じるものです(これをネームコーリング効果と言います)。
目を見て挨拶する:俯いたまま、スマホを見ながらの挨拶はNGです。しっかり相手の目を見て、表情豊かに挨拶することが大切です。
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第3章 聴く力——「話し上手」よりも「聴き上手」が好かれる

3-1 「聴くこと」こそ最強のコミュニケーション
多くの人が「好かれるためにはトークスキルを磨かなければ」と思いがちですが、これは半分正解で半分間違いです。
実際に感じの良い人を観察すると、彼ら彼女らは驚くほど聴くことに徹しています。会話の中で自分が話す割合より、相手の話を引き出すことにエネルギーを使っているのです。
なぜ「聴くこと」が好意につながるのでしょうか?
それは、人間の根本的な欲求に「理解されたい・認められたい」というものがあるからです。心理学者アブラハム・マズローの欲求の階層理論でも「承認欲求」は非常に重要な位置を占めています。
感じの良い人は、会話を通じて相手の承認欲求を満たすのが上手なのです。
3-2 アクティブリスニング(積極的傾聴)の実践
「聴き上手」になるためのテクニックとして、カウンセリングの世界では「アクティブリスニング(積極的傾聴)」という手法が広く用いられています。
【ポイント①】相槌のバリエーションを増やす 「はい」「そうですね」だけでなく、「なるほど!」「それは大変でしたね」「おもしろい!」など、感情を込めた相槌を意識して使います。相槌の豊かさが「ちゃんと聴いている」という印象を生みます。
【ポイント②】オウム返し(パラフレーズ)を使う 相手が話した内容をそのまま繰り返したり、言い換えて確認したりする技術です。
例:「それで、プロジェクトがうまくいかなかったんですね」 →「そうなんです、本当に困って……」(相手が続けて話す)
オウム返しをされた側は「ちゃんと聴いてもらえている」という安心感を覚えます。
【ポイント③】質問で会話を深める 感じの良い人は「Yes/No」で終わる質問ではなく、相手が話を続けられる「オープンクエスチョン」を多用します。
×「楽しかったですか?」(Yes/Noで終わる) ○「どんなところが楽しかったんですか?」(話を引き出せる)
【ポイント④】スマホをしまう・体を向ける 話を聴く際は、スマホをテーブルに置かない、体ごと相手に向けるといった非言語サインが、「あなたの話を大切に聴いています」という最大のメッセージになります。
3-3 「聴いているふり」にならないために
ただ黙っているだけ、うなずいているだけでは「聴き上手」とは言えません。本当の意味での傾聴には、相手の感情に寄り添う姿勢が不可欠です。
具体的には、相手が感情を込めて話しているとき、その感情に対してリアクションをすることです。
例:「上司に怒られてしまって、本当につらかったです……」 → 「それはつらかったですね。どれくらい続いてるんですか?」(感情に共感してから、詳しく聴く)
事実に反応するのではなく、感情に反応することで、相手は「わかってもらえた」と感じ、あなたへの信頼と好意が生まれます。
第4章 言葉の選び方——感じの良い人が使う言葉・使わない言葉

4-1 ポジティブ変換の習慣
言葉は思考の鏡であり、人間関係の温度を決める大切な道具です。感じの良い人は、日常の言葉の選択に細心の注意を払っています。
特に顕著なのが「ネガティブな表現をポジティブに変換する」習慣です。
| ネガティブ表現 | ポジティブ変換 |
|---|---|
| 「できません」 | 「〇〇であれば対応できます」 |
| 「でも……」「だって……」 | 「たしかに。一方で……」 |
| 「疲れた」 | 「今日も頑張ったな」 |
| 「最悪だ」 | 「改善のチャンスだな」 |
| 「難しいですね」 | 「工夫の余地がありますね」 |
もちろん、常に無理やりポジティブに変換する必要はありません。大切なのは、口癖としてネガティブな言葉を多用しないことです。
4-2 感じの良い人が使う「魔法の言葉」
感じの良い人が日常的に使っている言葉のパターンがあります。ここでは特に効果的な言葉を紹介します。
「ありがとう」を惜しまない お礼を言われて嫌な気持ちになる人はいません。当たり前の行動にも「ありがとうございます」と声に出すことで、相手は「大切にされている」と感じます。大切なのは即座に・具体的に感謝を伝えることです。
例:「コピーありがとうございます」→「資料コピーしてくれて助かりました。おかげで会議に間に合いました、ありがとう!」
「さすが」「すごい」を使いこなす 感じの良い人は、相手の行動や成果を素直に賞賛します。ただし、お世辞に聞こえないよう、具体的に何がすごいかを伝えることが重要です。
例:「さすがですね」→「そのアイデア、自分では絶対に思いつかなかったです。発想力がすごい!」
「おかげで」という言葉 自分の成功や達成に相手を絡める言葉は、相手の承認欲求を満たし、強い好意を生み出します。
例:「先日のアドバイスのおかげで、うまくいきました!」
4-3 感じの良い人が使わない言葉
反対に、感じの良い人が意識して使わない言葉もあります。
「でも」「だけど」で始まる返答 相手の意見や気持ちを頭ごなしに否定するような返し方は、相手を傷つけ、好意を失わせます。一度「そうですね」「なるほど」と受け止めてから、自分の意見を述べるのが感じの良い会話の基本です。
愚痴・悪口・噂話 職場や友人グループで「一緒に悪口を言う」と一時的な仲間意識は生まれますが、長期的には「この人は陰で自分の悪口も言うかも」という不信感につながります。感じの良い人はその場の空気を壊さない程度に距離を置きます。
自慢話・マウンティング 「自分の方が上」を示そうとする言動は、相手の自尊心を傷つけ、強い反発を生みます。自分の話をするときは自虐やユーモアを交えることで、むしろ親しみやすさにつながります。
一方的なアドバイス・説教 聞かれてもいないのにアドバイスをするのは「上から目線」に見えます。感じの良い人は、相手が求めているのが「アドバイス」なのか「ただ聴いてほしいだけ」なのかを見極めてから話します。
4-4 クッション言葉を使いこなす
断ったり、意見が合わなかったりするとき、感じの良い人はクッション言葉を上手に使って角を立てないようにしています。
- 「お気持ちはよくわかるのですが……」
- 「おっしゃることはごもっともなのですが……」
- 「せっかくお声がけいただいたのに申し訳ないのですが……」
これらの言葉を前置きにすることで、否定や拒絶が柔らかく伝わります。
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第5章 気遣いの技術——細やかな配慮が人の心を動かす

5-1 先読みの気遣いとは
感じの良い人の特徴として多くの人が挙げるのが「気遣いができる」ということです。しかし「気遣い」とは具体的にどういうことでしょうか?
大きく分けると、気遣いには2種類あります。
リアクティブ(反応型)気遣い:相手が困っているときに助ける、頼まれたことをする。
プロアクティブ(先読み型)気遣い:相手が困る前に動く、頼まれる前に気づく。
感じの良い人が実践しているのは、プロアクティブ型の先読み気遣いです。
例えば職場の場面で言うと:
- 会議室に入ったとき、寒そうにしている人に「寒いですか?暖房調整しましょうか?」と声をかける
- コピーを取りに行くとき「他に何かコピーしましょうか?」と聞く
- 落ち込んでいる同僚に気づいて「ちょっとお茶しませんか?」と誘う
相手が口に出す前に気づいて行動する——この先読みの気遣いが「感じの良さ」の核心部分です。
5-2 記念日・節目を覚えておく
感じの良い人は、相手が話してくれた個人的なことをちゃんと覚えています。
- 「先日、体調が優れないとおっしゃってましたが、もう大丈夫ですか?」
- 「この前、試験があると言っていましたね。どうでしたか?」
- 「お子さんの運動会、うまくいきましたか?」
これらは特別なことではありません。相手の話をしっかり聴いて、次に会ったときに思い出して聞くだけです。しかし多くの人はやっていない。だからこそ、やるだけで「この人は私のことを大切にしてくれている」という強い好意が生まれます。
メモ帳(スマホでも紙でも)に相手が話してくれた大切なことをメモしておく習慣をつけると、確実に実践できます。
5-3 「ありがとう」を言葉以外で表現する
感じの良い人は、感謝を言葉だけでなく行動でも示します。
- お世話になった人に手書きのメモやカードを渡す
- 旅行のお土産を「あの人にも」と考えて選ぶ
- LINEやメールで「先日はありがとうございました」と後日フォローする
こうした小さなアクションが「この人は本当に感謝してくれている」という印象を残し、長期的な信頼関係の礎になります。
第6章 信頼を積み上げる行動習慣——感じの良い人が毎日やっていること

6-1 約束を守る・期限を守る
信頼の基本中の基本ですが、意外と多くの人が疎かにしています。感じの良い人は、口約束でも「やります」と言ったことは必ず実行します。
ポイントは「約束の閾値を下げること」
大きな約束だけでなく、「じゃあまた連絡しますね」「その資料、後で送ります」といった小さな約束も確実に守る。小さな約束を守り続ける人は「この人は信用できる」という評価を積み上げていきます。
逆に、小さな約束を平気で破る人は「言っていることが信用できない」という印象を与え、いくら笑顔でも「感じの良い人」とは思われません。
6-2 時間を大切にする(遅刻をしない)
遅刻は「相手の時間を軽視している」というメッセージになります。感じの良い人は時間に対して非常に敏感で、常に少し早めに行動します。
もし遅れそうな場合は、早めに連絡して理由を簡潔に伝え、謝罪するのが基本です。言い訳を並べるのではなく「遅れて申し訳ありません」の一言が、相手の怒りを大きく和らげます。
6-3 秘密を守る
相談されたこと、打ち明けてもらったことを他の人に話さない。これは信頼関係の絶対条件です。
感じの良い人は、誰かの秘密や弱みを他の人との会話の「ネタ」にしません。それが自分の地位を上げることにつながるような情報であっても、沈黙を守ります。
「この人に話せば絶対秘密にしてくれる」という信頼が積み上がると、自然と多くの人があなたに心を開くようになります。
6-4 失敗を素直に認める
間違えたとき、失敗したとき、感じの良い人は言い訳をせずに素直に謝ります。
「すみません、私のミスです。次から気をつけます」
この一言を言える人は、周囲から非常に高い評価を受けます。なぜなら、自分の非を認めることができる人は「誠実で信頼できる人」として映るからです。
プライドが邪魔をして「でも……」「あのときは……」と言い訳を続ける人と、素直に「ごめんなさい」と言える人——後者の方が圧倒的に好かれます。
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第7章 外見と立ち居振る舞い——「清潔感」と「姿勢」が印象を決める

7-1 清潔感は最強の第一印象
「感じが良い人はなぜか清潔感がある」——これは多くの人が共通して感じることです。外見的な美しさよりも、清潔感の方が「感じの良さ」への影響力は大きいと言えます。
清潔感を構成する要素は以下の通りです:
髪型:寝癖がない、適切にセットされている、清潔感のある長さ
服装:シワ・汚れ・臭いがない。流行よりも清潔感と場にあった服装を選ぶ
肌・爪・歯:基本的なケアがされている。特に爪と歯は意外と見られている
体臭・口臭:こまめなケアが必要。自分では気づきにくいので定期的に確認する
持ち物:財布・バッグ・スマホケースなど、ボロボロの状態で持ち歩かない
「特別おしゃれでなくていい、まず清潔感から」——これが感じの良い人の外見の基本です。
7-2 姿勢と歩き方
背筋の伸びた姿勢は、自信と誠実さを伝えます。猫背で話す人と、背筋を伸ばして話す人では、発する言葉の重みが変わります。
特に注目したいのが「話すときの姿勢」です。
- 体を相手の方に向ける
- 腕を組まない(防衛的に見える)
- 足を広げすぎない
- 適切なアイコンタクトを保つ
これらは意識するだけで改善できます。特に腕組みは「拒絶」「防御」のサインとして無意識に相手に伝わるため、話すときは意識してほどいておきましょう。
7-3 声のトーンと話すスピード
感じの良い人の声は、一般的に以下の特徴があります:
適度なテンポ:早口すぎず遅すぎない。緊張すると早口になりがちなので、意識的にゆっくり話す
声の大きさ:相手に聞き取りやすい音量。小さすぎると自信がなく見え、大きすぎると威圧的になる
抑揚がある:一本調子ではなく、感情を込めて話す。感情が伝わることで、相手も感情移入しやすくなる
第8章 職場・仕事での「感じの良い人」になる具体的な方法

8-1 報告・連絡・相談をこまめにする
「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」はビジネスの基本ですが、感じの良い人はこれを特に丁寧に実践します。
上司や同僚に対して、仕事の進捗や問題をこまめに共有することで「この人は信頼できる」という評価が生まれます。特に悪いことほど早く報告する習慣をつけると、いざというときにも「きちんと話してくれる誠実な人」として評価されます。
8-2 相手の仕事を手伝う・気にかける
感じの良い職場の人は、自分の仕事だけでなく周囲の状況にも目を向けています。
「手伝えることがあれば言ってください」「少し余裕があるので、何か回しましょうか?」——こういう一言が言える人は、チーム全体から好かれます。
8-3 感謝と称賛を惜しまない
特に職場では、他者への感謝と称賛が非常に大切です。
会議でいいアイデアが出たとき「それ、すごくいいと思います!」と率直に言える人、ランチのお礼を後でメッセージで送る人——こういった細かいアクションが積み重なり、職場での人望になります。
8-4 ネガティブな話題から距離を置く
職場での悪口・陰口・愚痴の輪から一定の距離を置くことも、長期的に見て感じの良い人になるためには重要です。
参加してしまうと「あの人も陰口を言う」という印象がつき、逆に長期的な信頼を失います。否定せず、自然な流れで話題を変えるスキルを磨きましょう。
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第9章 恋愛・プライベートでの「感じの良い人」——好かれる異性の共通点

9-1 異性に好かれる「感じの良さ」の特徴
恋愛において「感じの良い人」が持つ特徴は、職場や友人関係とベースは同じですが、いくつか特有の要素があります。
自分の世界を持っている:趣味・仕事・友人関係で充実している人は、自然と魅力的に映ります。「この人と一緒にいたい」という感情は、相手の自立した豊かさから生まれることが多いです。
適度な距離感を保てる:相手に依存しすぎない、干渉しすぎないバランス感覚。「この人といると息苦しくない」という安心感が長期的な魅力につながります。
嫌なことは嫌と言える:芯のある人は、異性からも好意を持たれます。何でも「いいよいいよ」と合わせる人よりも、ときに自分の意見をはっきり言える人の方が、長期的に魅力的に映ります。
9-2 LINEやSNSでの「感じの良い人」
現代のコミュニケーションはリアルだけではありません。LINEやSNSでの振る舞いも「感じの良さ」に直結します。
返信はできるだけ早く:忙しいときは「今日は遅くなりそうなので後ほど返信しますね」と一言入れるだけで相手の不安が消えます。
既読スルーを多用しない:急いで返信できないときは「後でちゃんと返すね!」と短くでも送る。
スタンプだけで終わらせない:特に大切な連絡や相談に対して、スタンプ1個だけで返すと「軽く扱われている」と感じさせます。
相手の投稿に反応する:SNSで相手が投稿したとき、「いいね」だけでなく簡単なコメントを残すことで、「ちゃんと見ている」という存在感が伝わります。
第10章 マインドセット——感じの良い人の内側にある思考習慣

10-1 「相手の立場に立って考える」習慣
感じの良い人に共通しているマインドセットの一つが、「相手の立場に立って考える」視点の豊かさです。
自分が言いたいことではなく、「相手が聞きたいことは何か」。 自分がやりたいことではなく、「相手が求めていることは何か」。
この視点の転換が、言葉・行動・気遣いのすべてに現れます。
10-2 比較・嫉妬から自由になる
感じの良い人は、他者と自分を過度に比べません。「あの人より自分の方が……」という比較優位の視点ではなく、「あの人はあの人のすごさがある、自分は自分」という視点を持っています。
嫉妬は人間として自然な感情ですが、それを言葉や態度に出してしまうと相手を傷つけ、自分への評価も下がります。感じの良い人は嫉妬を内に留め、「自分も頑張ろう」という方向に変換するのが得意です。
10-3 自己開示を適度に行う
感じの良い人は「完璧に見せようとしない」という特徴があります。適度に弱みや失敗談をさらけ出すことで、相手は「この人は本当のことを話してくれている」という信頼感と親近感を覚えます。
心理学では「プラトゥーンの自己開示の返報性」として知られており、相手が自己開示すると、聴いている側も自然と自己開示したくなる効果があります。
ただし、自己開示のバランスが大切で、初対面で深すぎる悩みを打ち明けたり、愚痴を長々と話したりするのは逆効果です。場の温度感に合わせた、適度な自己開示が「感じの良さ」につながります。
10-4 「ありがとう」を受け取るのも上手
感じの良い人は、感謝されたときの受け取り方も上手です。「大したことないですよ」と過度に謙遜するのではなく、「喜んでもらえて、私も嬉しいです!」と素直に喜びを表現します。
感謝を素直に受け取ることで、相手も「感謝が通じた」という満足感を得られ、好感度が上がります。
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第11章 人間関係のトラブルにどう対処するか——感じの良い人の対立解消法

11-1 意見の対立を丁寧に扱う
感じの良い人は、意見が合わないときでも、相手を尊重した形で自分の意見を伝えます。
「YES AND」の法則
まず相手の意見を受け入れ(YES)、そこに自分の意見を加える(AND)という話し方です。
例:「おっしゃることは、すごくよくわかります。それに加えて、こういう観点からも考えられると思うのですが、いかがでしょうか?」
「YESでも……」と否定から入るのではなく、「YESでさらに……」と加える形で意見を述べることで、相手の自尊心を傷つけずに自分の考えを伝えられます。
11-2 謝り方の技術
感じの良い人の謝り方には共通点があります。
①すぐに謝る(タイムラグを最小限にする)
謝罪が遅れれば遅れるほど、相手の怒りは膨らみます。「あの時間どれだけこちらが怒っていたかわかっているの?」という気持ちが加わるからです。
②言い訳より先に「申し訳ありません」を言う
「でも……」「あのときは……」と言い訳を先に並べると、謝罪の誠実さが失われます。まず「申し訳ありません」の一言を先に出す。
③具体的に何が悪かったかを伝える
「すみませんでした」だけではなく、「○○の件で、あなたに余計な負担をかけてしまったことを申し訳なく思っています」と具体的に伝えることで、誠実さが伝わります。
第12章 好かれる人になるための30日実践プログラム
感じの良い人になるためには、知識を得るだけでなく日常の習慣に落とし込むことが不可欠です。ここでは「30日でできる実践プログラム」を提案します。

第1週(1〜7日目):基本の挨拶と笑顔を磨く
- 毎朝鏡の前で笑顔の練習(1分)
- 職場・家族など全員に先手で挨拶する
- 挨拶に名前を入れてみる(「田中さん、おはようございます」)
- 一日1回、目を見てお礼を言う
第2週(8〜14日目):聴く力を鍛える
- 会話中にスマホをしまう
- オウム返しを意識して使う
- 「なぜ?どうして?どんな?」のオープンクエスチョンを1日1回使う
- 相手の感情に反応するコメントを心がける
第3週(15〜21日目):言葉と気遣いを磨く
- ポジティブ変換を意識する(「でも」を「一方で」に換える)
- 毎日1回、具体的な感謝を伝える
- 相手が言っていた気になる話題を後日フォローする
- 手伝えることがあれば積極的に声をかける
第4週(22〜30日目):信頼を積み上げる
- 小さな約束を必ず守る(メモで管理する)
- 失敗・ミスを素直に認める練習をする
- 清潔感チェックを習慣にする(週2回)
- 一週間の振り返りをして、変化を確認する

まとめ——今日から始める「感じの良い人」への道
「好かれる人になるには」——その答えはシンプルです。
特別な才能もカリスマ性も必要ありません。ただ、相手への本物の関心を持ち、小さな習慣を積み重ねる。それだけです。
本記事でご紹介した17の習慣を、すべて一度に実践しようとする必要はありません。まず一つ、「今日から笑顔で先に挨拶しよう」「今日は聴くことに徹してみよう」——そんな小さな一歩が、あなたの人間関係を確実に変えていきます。
「感じの良い人」は、生まれつきではなく、習慣によってつくられます。
そして、習慣は今日この瞬間から変えられます。
ぜひ、この記事を読んだ今日から、一つだけ実践してみてください。あなたの周囲の反応が少しずつ変わり始めることを、きっと実感できるはずです。
よくある質問(FAQ)
Q. 感じの良い人になろうとすると、不自然になってしまいます
A. 最初は意識的でも、続けるうちに自然になります。運動と同じで、筋肉をつけるには最初は意識的に動く必要があります。「習慣になるまでの違和感」は正常なプロセスです。3週間続けると自然な行動になると言われています。
Q. 職場の一部の人にどうしても好かれません
A. 全員に好かれることは現実的ではありませんし、必要もありません。感じの良い人を目指すのは「全員に好かれること」ではなく「不必要に嫌われない、誰にでも誠実に向き合う」ことです。相性が合わない人はいます。それは自然なことです。
Q. 内向的な人でも感じの良い人になれますか?
A. もちろんです。感じの良さは外向的・内向的な性格とは無関係です。むしろ内向的な人は「聴く力」が高く、深い信頼関係を築くのが得意な傾向があります。
Q. 「感じが良い」と「おべっかを使う」は違いますか?
A. まったく違います。おべっかは相手を喜ばせるために本心とは違うことを言うことです。感じの良い人は本心から相手を気遣い、本心から感謝し、本心から賞賛します。本物かどうかは、相手に必ず伝わります。

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