PR AIにより作成

自分が大切にしたいことがわからない人へ-大切にしたいことの見つけ方|価値観リスト100と心理学で考える意味

窓辺
スポンサーリンク

はじめに:「自分が大切にしたいこと」がわからなくなる瞬間

「転職すべきか、今の会社に残るべきか」 「結婚や出産のタイミングをどう考えればいいのか」 「頑張っているはずなのに、なぜかずっと満たされない」

こうした迷いの根っこをたどっていくと、たいていは同じ問いにたどり着きます。「そもそも自分は、何を大切にして生きたいんだろう?」 という問いです。

この問いに、すぐ答えられる人は多くありません。毎日が忙しいと、考える時間そのものがありません。SNSを開けば他人の成功や幸せな暮らしが次々と流れてきて、「自分もこうあるべきでは」という気持ちが静かに積み重なっていきます。気づけば、自分の望みなのか、周りの期待なのか、区別がつかなくなっている。そんな状態になるのは、決してあなたの努力不足ではありません。

ただ、心理学の研究は、自分の価値観を知り、それに沿って生きることが、満足感や心の健康と関わりやすいことを繰り返し示してきました。逆に、自分の価値観と日々の行動がずれていると、理由のはっきりしない疲れやモヤモヤが続きやすくなります。

この記事では、次の順番で「自分が大切にしたいこと」を言葉にしていきます。

  1. 価値観とは何かを整理する
  2. 価値観を考える意味を、心理学の知見から確認する
  3. 価値観リスト100語を使って、自分の言葉を探す
  4. 7ステップのワークで、大切にしたいことを5つ前後に絞り込む
  5. 価値観を日常の行動に落とし込み、迷ったときの軸として使う

読み終えるころには、「自分が大切にしたいこと」を、他人に説明できる自分の言葉で書けるようになることを目指します。ノートとペン(またはスマホのメモ)を手元に置いて、読み進めてみてください。

おすすめ
スポンサーリンク

第1章 そもそも「価値観」とは何か

困っている女性

価値観の定義:「何を大切だと感じるか」の判断基準

価値観とは、ひとことで言えば「自分にとって何が大切で、何が望ましいかを判断するときの基準」のことです。

社会心理学者のシャローム・シュワルツは、価値観を「状況をこえて通用する望ましい目標であり、重要度が人によって異なり、人生の指針として働くもの」と整理しました。つまり価値観は、レストランのメニューを選ぶような一回きりの好みとは違い、仕事・家族・お金・時間の使い方といったさまざまな場面で、繰り返し顔を出す「選択の物差し」です。

たとえば「誠実さ」を大切にしている人は、次のような場面で、無意識に同じ方向の選択をしがちです。

  • 売上のために少し話を盛る提案を受けたとき、違和感を覚える
  • 友人との約束を軽く扱われると、強く傷つく
  • 多少遠回りでも、正直に説明する道を選ぶ

こうした「いつも同じところで引っかかる」「いつも同じところで心が動く」という反応のパターンこそ、価値観が働いているサインです。

価値観・欲求・目標・性格・信念のちがい

自分の価値観を探すとき、よく混同されるのが次の4つです。違いを押さえておくと、このあとのワークがぐっと進めやすくなります。

用語意味例
価値観何を大切だと判断するかの基準。方向性成長、誠実、自由、家族とのつながり
欲求満たしたい生理的・心理的なニーズ眠りたい、認められたい、安心したい
目標達成したい具体的な到達点。終わりがある年収600万円、資格取得、〇年までに結婚
性格考え方・感じ方・行動の傾向内向的、慎重、好奇心が強い

ACTでは、価値観をコンパスの方角にたとえます。「西へ進む」という方角には終わりがありません。一方、目標は「あの山の頂上に着く」という目的地です。目的地に着けば目標は完了しますが、「成長を大切にする」「誰かの役に立つ」といった価値観は、到達して終わりになるものではなく、生き方の方向を示し続けます。

この違いは、あとで価値観を行動に落とし込むときに、とても大切になります。

価値観は「正解」ではなく「自分の選択の傾向」

もう一つ、最初に確認しておきたいことがあります。価値観に良い・悪い、正しい・間違いはありません。

「安定」を大切にする人は保守的で、「挑戦」を大切にする人が優れている、ということはありません。「富や成功」を重んじる価値観も、それ自体は否定されるべきものではありません。大切なのは、自分で選び、納得して持っている価値観かどうかです。この点は第2章で、研究を交えて詳しく触れます。

おすすめ
スポンサーリンク

第2章 自分が大切にしたいことを考える意味|心理学が示す6つの理由

鏡を見る女性

「価値観を考えても、お腹はふくれない」と感じる人もいるかもしれません。しかし心理学では、価値観を明確にすることが、日々の判断・感情・人間関係に実際の影響を与えると考えられています。ここでは代表的な6つの観点を紹介します。

意味① 迷ったときの「判断の軸」ができる

私たちは毎日、大小さまざまな選択をしています。選択肢が多い現代では、「何を選ぶか」以上に「何を基準に選ぶか」が決まっていないことが、迷いを大きくします。

価値観が言葉になっていると、「この選択は、自分が大切にしたいことに合っているか?」という一つの問いで、候補を絞り込めるようになります。たとえば転職を考えるとき、年収・勤務地・仕事内容・人間関係といった条件を並べるだけでは決めきれません。でも「自分は『成長』と『家族との時間』を大切にしたい」と分かっていれば、条件の重みづけができます。

意味② 「自分で選んだ」感覚が、満足感を高める

デシとライアンの自己決定理論では、人が心理的に健康でいるために、次の3つの基本的欲求が満たされることが重要だと考えます。

  • 自律性:自分の意思で選び、行動している感覚
  • 有能感:自分にはできるという感覚
  • 関係性:誰かとつながり、受け入れられている感覚

価値観を自覚することは、この自律性に直結します。「やらされている」のではなく「自分が大切にしたいから、やっている」と感じられるとき、同じ行動でもエネルギーのわき方が変わります。

シェルドンとエリオットが提唱した自己一致モデル(セルフ・コンコーダンス・モデル)は、まさにこの点を扱っています。自分の価値観や興味に沿った目標を追う人は、そうでない人に比べて努力を続けやすく、目標を達成したときの幸福感も高まりやすい、という研究結果が報告されています。目標そのものよりも、「その目標が自分の価値観とつながっているか」が重要なのです。

意味③ 「外からの価値観」に振り回されにくくなる

カサーとライアンは、1990年代の研究で、人生の目標を大きく2種類に分けました。

  • 内発的な目標:自己成長、人間関係、社会への貢献など
  • 外発的な目標:金銭的成功、社会的な評判、見た目の魅力など

そして、外発的な目標を強く重視する人ほど、心理的な健康やウェルビーイングが低い傾向があることを報告しました。ここで誤解しないでほしいのは、「お金や評価を求めることが悪い」という話ではないという点です。他者からの評価や社会の物差しだけで目標を決めていると、達成しても満たされにくい、ということです。

自分の価値観を考えることは、「これは本当に私が望んでいることか、それとも誰かの期待を内面化しただけか」を見分ける作業でもあります。

意味④ 言動のズレによる不快感(認知的不協和)を減らせる

フェスティンガーの認知的不協和理論によれば、人は自分の信念と行動が食い違うと、心理的な不快感を覚え、それを解消しようとします。

「家族を大切にしたい」と考えているのに、毎日深夜まで働いて家族と顔を合わせない。「健康が大事」と言いながら、睡眠を削り続ける。こうしたズレが長く続くと、不満、罪悪感、燃え尽きといった形で表に出てくることがあります。

自分の価値観がはっきりすると、どこにズレがあるのかが見えるようになります。ズレがわかれば、生活のどこから手をつければいいかも見えてきます。

意味⑤ ストレス下での「心の支え」になる

自己肯定化理論(セルフ・アファメーション) の研究では、自分が大切にしている価値観について短い文章を書くと、ストレスや脅威を感じる場面での防衛的な反応が和らぐことが示されています。コーエンらが2006年に発表した研究では、中学生が自分にとって大切な価値観について書く簡単な課題を行ったところ、のちの学業成績の改善と関連が見られたと報告されています(効果の大きさや再現性については議論も続いています)。

ここから言えるのは、自分の価値観に立ち返ることが、うまくいかない状況でも「自分は何者か」という感覚を保つ助けになりうるということです。失敗や批判を受けたときも、「自分が大切にしたいことは変わらない」と思い出せる人は、立ち直りやすくなります。

意味⑥ 人間関係の「すれ違い」を理解しやすくなる

パートナー、家族、同僚との衝突の多くは、性格の不一致というより価値観の違いから生まれます。「約束の時間を守ることが誠実さだ」と考える人と、「柔軟に対応することが思いやりだ」と考える人では、同じ出来事でも受け取り方がまったく変わります。

自分の価値観を知っていれば、「私が怒っているのは、〇〇を大切にしているからだ」と、感情の理由を相手に説明できるようになります。また、相手にも相手の大切にしているものがあると理解しやすくなり、ぶつかり合いが「どちらが正しいか」の争いから、「違いをどう扱うか」の対話に変わっていきます。

おすすめ

第3章 価値観が曖昧なままだと起こりやすい5つのこと

二人の女性

価値観を考える意味がわかったところで、逆に「曖昧なまま生きているとどうなるか」も見ておきましょう。心当たりがあるものがあれば、それは価値観を見直すタイミングかもしれません。

① 他人の意見に流されやすくなる

自分の軸がないと、「みんながそうしているから」「親がこう言うから」「SNSで話題だから」という理由で決めやすくなります。結果が思わしくなかったとき、「自分で選んだ」という納得感がないため、後悔や他責の気持ちが残りやすくなります。

② 頑張っているのに満たされない

仕事で成果を出しているのに、なぜか虚しい。休日に好きなことをしても、心が休まらない。そんなときは、努力の方向が、自分の大切にしたいことと少しずれている可能性があります。たとえば「人とのつながり」を大切にしたい人が、一人で黙々と数字を追う仕事に長く就いていると、評価は高くても満たされにくいかもしれません。

③ 決断に時間がかかり、疲れてしまう

軸がないと、すべての選択を毎回ゼロから比較することになります。メリット・デメリットを並べても決められず、決めたあとも「本当にこれでよかったのか」と考え続けてしまいます。

④ 断れない、無理を重ねる

「何を優先したいか」がわからないと、頼まれごとを断る基準もありません。結果として、自分の時間やエネルギーを、本当は優先したくないことに使い続けることになりがちです。

⑤ 人間関係で同じパターンのトラブルを繰り返す

自分の価値観を知らないと、「なぜこの人にイライラするのか」「なぜ傷ついたのか」が説明できません。説明できないと、相手にも伝えられず、同じ場所で同じ摩擦が起こります。

ここまでを読んで、思い当たることはありましたか? もし「全部当てはまる」と感じても、落ち込む必要はありません。それは、これまで周りに合わせて頑張ってきた証拠でもあります。ここからは、そこに「自分の軸」を足していく作業です。


第4章 心理学が教える価値観の分類|代表的な3つのモデル

女性

自分の価値観を探すとき、白紙の状態から言葉を探すのは意外と大変です。そこで役立つのが、心理学がこれまでに整理してきた「価値観の分類」です。ここでは代表的な3つを紹介します。

モデル① シュワルツの「基本的価値」10分類

シュワルツは、世界各国での調査をもとに、文化を越えて人間に共通する価値観を10種類に整理しました。

基本的価値内容のイメージ
自己指向自分で考え、選び、創り出すこと(自由、創造性、好奇心)
刺激新しさや変化、挑戦への興味(冒険、わくわくする生活)
快楽楽しみや心地よさを味わうこと
達成社会的な基準に照らして成功すること(有能さ、野心)
権力社会的な地位や、人・資源への影響力
安全安心、安定、秩序(身の安全、社会の安定)
同調周囲の期待やルールに合わせ、迷惑をかけないこと
伝統文化や慣習、宗教的な教えを尊重すること
慈善(思いやり)身近な人の幸せのために尽くすこと(誠実、助け合い)
普遍主義すべての人や自然への理解、平等、環境保護

この10分類は、円環状に並べられるのが特徴です。隣り合う価値観は両立しやすく(例:自己指向と刺激)、反対側にある価値観は衝突しやすい(例:刺激と安全、権力と普遍主義)とされています。さらに、これらは大きく次の4つのグループにまとめられます。

  • 変化への開放(自己指向・刺激)
  • 自己高揚(達成・権力)
  • 保守(安全・同調・伝統)
  • 自己超越(慈善・普遍主義)

なお、快楽は「変化への開放」と「自己高揚」の両方に関わるとされています。また後年の研究では、さらに細かく19の価値に分ける改訂版も提案されています。

この分類から言えること: 私たちが「自由も安定も大切にしたい」と感じて迷うのは、心の中で反対側にある価値観が同時に働いているからです。矛盾しているのではなく、人間としてごく自然な状態なのです。

モデル② 自己決定理論の「3つの基本的欲求」

先ほど触れた自律性・有能感・関係性は、価値観を探すときのヒントにもなります。次の問いに、直感で答えてみてください。

  • 自律性: 「自分で決めている」と感じられるとき、どんな場面にいるか?
  • 有能感: 「できた」「成長した」と感じるのはどんな瞬間か?
  • 関係性: 「ここにいていいんだ」と感じるのはどんな相手や場所か?

この3つの答えには、あなたが大切にしている価値観のヒントが詰まっています。

モデル③ ACTの「10の人生領域」

ACTで使われる「価値に基づく生活の質問票(Valued Living Questionnaire)」では、人生を次の10領域に分けて、それぞれの領域で「どれくらい大切か」「どれくらい実践できているか」を振り返ります。

  1. 家族関係(パートナーや子育て以外)
  2. 結婚・パートナー・親密な関係
  3. 子育て
  4. 友人・社会的な関係
  5. 仕事
  6. 教育・学び・自己成長
  7. 余暇・レクリエーション
  8. スピリチュアリティ(信仰や精神的なよりどころ)
  9. 市民活動・地域社会への関わり
  10. 健康・身体のケア

この考え方の良いところは、「大切さ」と「実践度」を分けて見る点です。「家族は大切(10点)だけれど、最近は全然向き合えていない(3点)」というギャップが見つかれば、そこが、これから行動を変えるべきポイントになります。このワークは、第7章でそのまま応用します。

おすすめ

第5章 【保存版】価値観リスト100|10カテゴリーで探す

ストップをかける女性

ここからが実践です。下のリストから、直感で「ピンとくる」「なんだか気になる」言葉に印をつけてみてください。 深く考えすぎず、まずは30個ほどを目安に選ぶのがコツです。

使い方のコツ

  • 「こうありたい」ではなく、「実際に自分がそう動いている」「そうなっていないと落ち着かない」 と感じる言葉を選ぶ
  • 迷ったら、その言葉を見たときの体の反応(胸が温かくなる、ほっとする、ざわつく)を手がかりにする
  • 当てはまる言葉がなければ、自分の言葉を足してかまいません

1.つながり・関係性の価値観

家族/友情/愛情/信頼/思いやり/共感/協力/帰属意識/尊敬/感謝

人との関係の中に、安心や喜びを見いだす人が大切にしやすい言葉です。

2.成長・学びの価値観

成長/学び/挑戦/好奇心/探究/向上心/努力/達成/卓越/変化

昨日より少し前に進んでいる実感が、エネルギーになる人向けの言葉です。

3.自由・自律の価値観

自由/自立/自分らしさ/主体性/自己決定/柔軟性/独創性/マイペース/開放感/選択の幅

「自分で決めたい」「縛られたくない」という感覚が強い人のキーワードです。

4.安定・安心の価値観

安心/安全/健康/平穏/堅実/継続/秩序/備え/ゆとり/責任

土台が整っているからこそ力を発揮できる、というタイプの人が選びやすい言葉です。

5.誠実・倫理の価値観

誠実/正直/公平/正義/約束/謙虚/品格/勇気/忍耐/自制

自分の中の「筋」や「正しさ」の感覚を重んじる人の価値観です。

6.楽しさ・感性の価値観

楽しさ/ユーモア/遊び心/ワクワク/笑顔/情熱/感動/美しさ/癒やし/余白

人生に彩りや味わいを求める人が、大切にしやすい言葉です。

7.貢献・利他の価値観

貢献/社会貢献/助け合い/教育/継承/リーダーシップ/影響力/革新/奉仕/利他

自分の力が誰かや何かの役に立つとき、強い充実感を覚える人向けです。

8.成功・達成の価値観

成功/富/地位/評価/名声/実績/競争/勝利/権力/報酬

結果や社会的な評価をエネルギーにする人の言葉です。

補足: 前述のとおり、外発的な目標だけに偏ると満たされにくいという研究結果はありますが、これらを選ぶこと自体は何ら問題ありません。大切なのは、「本当に自分が望んでいるか」を確かめることです。たとえば「成功」を選んだ場合は、「成功したら何が手に入るのか?(自由?尊敬?安心?)」と問いを重ねると、奥にある本当の価値観が見えてくることがあります。

9.内面・精神性の価値観

内省/静けさ/自己理解/自己受容/平和/信念/調和/感性/精神性/自然とのつながり

自分の内側と丁寧に向き合う時間を大切にする人のキーワードです。

10.仕事・暮らしの価値観

専門性/プロ意識/創造性/効率/丁寧さ/時間/ワークライフバランス/仲間/清潔/シンプルさ

日々の仕事ぶりや暮らし方に、こだわりが表れる人が選びやすい言葉です。


第6章 自分が大切にしたいことを見つける7ステップ

階段を上る人

リストから言葉を選んだら、いよいよ本格的な棚卸しです。所要時間は、全体で60〜90分ほど。一度にやらず、2〜3回に分けても構いません。

ステップ1 心が大きく動いた出来事を書き出す(15分)

価値観は、感情が動いた場面にもっとも顕著に表れます。次の4つのテーマで、過去の出来事を思いつくまま書いてみてください。

  • 誇らしかった・満たされた出来事(例:後輩に感謝された、やり遂げたプロジェクト)
  • 時間を忘れるほど夢中になった出来事
  • 強く怒った・許せないと感じた出来事
  • うらやましいと感じた他人の姿

「怒り」や「嫉妬」は、ネガティブな感情として避けたくなります。けれどもこれらは、自分が大切にしているものが脅かされた、あるいは自分に足りないと感じているものを教えてくれる、貴重な手がかりです。たとえば、不誠実な対応に強く怒ったなら「誠実さ」が、同僚の自由な働き方をうらやましく感じたなら「自由」や「自律」が、大切な価値観かもしれません。

ステップ2 価値観リストから直感で30個選ぶ(10分)

第5章のリストから、ピンときた言葉に丸をつけます。ステップ1で書いた出来事と照らして、「この出来事には、この言葉が隠れていそうだ」と感じるものも加えましょう。

ステップ3 30個を10個に絞る(10分)

似ている言葉をグループにまとめます。たとえば「成長」「学び」「向上心」は近い意味なので、1つにまとめて「成長」とする、といった具合です。グループのなかで、もっとも自分の感覚にしっくりくる言葉を代表として残します。

ステップ4 10個を5個前後に絞る(10分)

ここが、少し苦しいけれど一番大事な作業です。次の問いを使うと決めやすくなります。

「もし、この中の1つしか選べないとしたら?」 「この価値観が満たされない人生で、自分は納得できるだろうか?」

「どれも大切」と感じるのは自然です。それでもあえて選ぶことで、自分にとっての優先順位が見えてきます。最終的には3〜5個に絞るのが、日常で使いやすいとされる目安です。

ステップ5 自分の言葉で「定義」する(15分)

同じ「自由」でも、人によって意味はまったく違います。ある人にとっては「時間を自分でコントロールできること」、別の人にとっては「どこに住んでもいいこと」「お金の心配をしなくていいこと」かもしれません。

選んだ言葉それぞれについて、次の形式で書いてみましょう。

私にとっての「〇〇」とは、[     ]である。 それが満たされているとき、私は[     ]な状態になる。 それが損なわれると、私は[     ]と感じる。

この定義づけをしておくと、あとで他人に説明するときや、迷ったときの判断が格段にしやすくなります。

ステップ6 現在の生活とのギャップを確認する(15分)

選んだ価値観それぞれについて、次の2つを1〜10点で採点します(詳しくは第7章)。

  • 重要度: この価値観は、自分にとってどれくらい大切か
  • 実践度: 最近1か月、その価値観に沿った行動をどれくらいできたか

ステップ7 「小さな行動」を1つ決める(5分)

ギャップがもっとも大きい価値観を1つ選び、今週中にできる小さな行動を1つだけ決めます。大きな決断や環境の変化は必要ありません。第8章以降で、具体的な決め方を解説します。

おすすめ

第7章 重要度×実践度ワーク|価値観と行動のギャップを見える化する

ノートに書く人

ACTの考え方をベースにした、いちばん効果を実感しやすいワークです。次の表を、ノートに書き写してください。

価値観重要度(1〜10)実践度(1〜10)ギャップ(重要度-実践度)
例:家族とのつながり1046
例:成長871
例:健康936
(あなたの価値観1)
(あなたの価値観2)
(あなたの価値観3)

ギャップの読み方

  • ギャップが大きい(4点以上): 大切なのに、日常で後回しになっている領域です。「疲れ」「モヤモヤ」の原因がここにあることが少なくありません。最優先で行動を検討します。
  • ギャップが小さく、実践度も高い: すでにうまく生きられている領域です。「自分はここはできている」と認めることも、とても大切です。
  • 重要度が低く、実践度が高い: 「大切でもないのに、そこに時間とエネルギーを使いすぎている」可能性があります。減らしたり、手放したりするヒントになります。

行動への落とし込み方:「方向」を小さな「行動」に変える

価値観は方向なので、「達成して終わり」にはなりません。そこで、次のように価値観→小さな行動へ変換します。

価値観目標になりがちな例(達成で終わる)価値観に沿った行動の例(続けられる)
家族とのつながり家族旅行を年2回する平日1回、携帯を置いて家族と夕食を食べる
健康3か月で5kg痩せる毎日10分、散歩に出る
成長資格を取る週に1回、新しいことを1時間学ぶ
貢献起業して社会課題を解決する週に1回、同僚の相談に15分のる

ポイントは、「今日・今週でもできる大きさ」にすることです。大きな目標を立てても、価値観に沿った行動が日常に入ってこなければ、結局またギャップが開いていきます。


第8章 自分の価値観がわかる30の質問

チェックリスト・ノートに書いている

7ステップを進めてもピンとこない場合は、次の質問に答えてみてください。考え込まず、最初に浮かんだ答えを書くのがコツです。

過去をふり返る質問

  1. 子どもの頃、時間を忘れて夢中になったことは何ですか?
  2. これまでで、もっとも誇らしかった経験は何ですか?
  3. 人生でもっとも「悔しかった」「悲しかった」経験は何ですか?
  4. 「あのとき違う選択をしていればよかった」と思うことは何ですか?
  5. 誰かに「ありがとう」と言われて、とても嬉しかったのはどんなときですか?

感情から探る質問

  1. 最近、イライラしたり怒ったりした出来事は何でしたか? 何が許せなかったのでしょう?
  2. 最近、うらやましいと感じたのはどんな人・場面でしたか?
  3. 何をしているときが、いちばん「自分らしい」と感じますか?
  4. 逆に、「自分らしくない」と感じるのはどんなときですか?
  5. 日曜の夜に憂うつになるとしたら、その理由は何でしょうか?

理想を描く質問

  1. もしお金と時間の心配がまったくなかったら、毎日何をしますか?
  2. 10年後の理想の1日を、朝から夜まで書いてみてください。
  3. 80歳の誕生日に、家族や友人からどんな言葉をかけられていたいですか?
  4. 自分の人生を一冊の本にするなら、どんなタイトルをつけたいですか?
  5. 「これだけは手放したくない」と思うものを3つ挙げてください。

人間関係から探る質問

  1. 尊敬する人は誰ですか? その人のどんなところに惹かれますか?
  2. 一緒にいると心地よい人には、どんな共通点がありますか?
  3. 「この人とは合わない」と感じるのは、どんなタイプの人ですか?
  4. 身近な人から、よく褒められるところはどこですか?
  5. 家族や友人に「これだけは理解してほしい」と思うことは何ですか?

仕事・お金・時間から探る質問

  1. 仕事で「やりがいを感じた瞬間」は、どんなときでしたか?
  2. 給料が同じなら、どんな仕事・働き方を選びたいですか?
  3. お金を使うとき、「使ってよかった」と感じる対象は何ですか?
  4. 休日に、何も予定がなかったら、何をしたいですか?
  5. 1週間のうち、もっと増やしたい時間・減らしたい時間は何ですか?

未来に向けた質問

  1. もし明日から、誰の目も気にせず生きられるとしたら、何を変えますか?
  2. 「これをやらずに人生を終えたら後悔する」と思うことは何ですか?
  3. 自分の影響で、周りの人にどうなってほしいですか?
  4. 5年後の自分に伝えたい、いまの自分の気持ちは何ですか?
  5. ここまでの答えを読み返して、繰り返し出てきた言葉は何ですか?

最後の質問30が、とくに重要です。複数の質問で繰り返し登場した言葉や、似た意味の言葉は、あなたの価値観である可能性が高いといえます。

おすすめ

第9章 価値観がぶつかるとき、迷うときの考え方

スマホを見て悩んでいる女性

「自由も安定も大切」「仕事も家族も大切」といった価値観同士の衝突は、誰にでも起こります。シュワルツの円環モデルが示すように、反対側にある価値観は、構造的に衝突しやすいためです。

衝突は「矛盾」ではなく「人間らしさ」

まず知っておきたいのは、価値観が衝突することは、あなたが優柔不断だからでも、おかしいからでもないということです。どちらも本当に大切だからこそ、迷うのです。

考え方① 「全体の優先順位」ではなく「場面ごとの優先順位」で考える

「人生を通じて、仕事と家族のどちらが上か」を決める必要はありません。この1年の、この場面では、どちらを優先するかという視点で考えると、決めやすくなります。たとえば、子どもが小さいうちは家族を優先し、数年後は仕事に比重を移す、という選択もあります。

考え方② 「どちらかを選ぶ」から「両方を満たす第3の案」を探す

「自由か、安定か」の二択で悩んだとき、「安定した収入を確保しながら、週の一部を自由に使える働き方」といった折衷案がないかを探してみましょう。副業、時短勤務、リモートワーク、契約形態の見直しなど、具体的な選択肢は意外と多くあります。

考え方③ 「失うもの」をあらかじめ受け入れる

何かを選べば、何かは犠牲になります。「これを選ぶことで、〇〇は諦める。それでも、自分はこの選択をする」 と言語化できると、選んだあとの後悔が小さくなります。

考え方④ 小さな実験で試す

迷ったら、大きな決断の前に、小さな実験を行いましょう。転職を迷っているなら、まず社外の勉強会に参加する。フリーランスに憧れるなら、週末だけ試しに案件を受けてみる。実際にやってみると、自分の価値観が思った以上にはっきりすることがあります。


第10章 他人と価値観が違うとき|家族・パートナー・職場での付き合い方

職場・恋愛・家族

「違い」は、間違いではない

価値観は、育った環境・世代・文化・経験によって大きく変わります。「なぜこんな当たり前のこともわからないの?」と感じたとき、それは相手の当たり前が自分と違っているだけかもしれません。

価値観の違いを伝えるときのコツ:「私は〜を大切にしている」で話す

相手を責めるのではなく、自分の価値観を主語にして伝えると、衝突が和らぎます。

避けたい言い方伝わりやすい言い方
「どうして約束の時間を守らないの?」「私は時間を守ることを誠実さだと思っていて、遅れると軽く扱われた気持ちになるんだ」
「そんなに働いてばかりでおかしい」「私は家族と過ごす時間を大切にしたいから、平日に1日だけでも早く帰れる日があると嬉しい」
「あなたは自分勝手だ」「私は、一緒に決めることを大事にしたいと思っていて、事前に相談してもらえると安心する」

無理に合わせない、無理に変えさせない

価値観は、他人に押しつけても変わりません。相手の価値観を理解したうえで、自分が譲れない部分と、歩み寄れる部分を区別することが、長く付き合ううえで重要です。

おすすめ

第11章 価値観は変わってもいい|ライフステージと価値観の関係

「一度決めた価値観は、一生変えてはいけない」ということはありません。

研究では、価値観は成人期を通して比較的安定している一方で、就職・結婚・出産・転居・大切な人との別れといった人生の大きな転機で、重要度が変化することも示唆されています。

変化のサインに気づく

  • 以前は楽しかったことに、心が動かなくなった
  • 昔は気にならなかったことに、強い違和感を覚える
  • 周りの人の価値観に、急に惹かれたり反発したりする

こうしたサインは、価値観が変化している途中かもしれません。年に1回、誕生日や年末年始などに、リストを見返して見直す習慣を持つと、自分の変化を前向きに受け止められます。


第12章 領域別|価値観を仕事・お金・人間関係・健康に活かす

仕事をする男性

価値観は、頭で理解するだけでは意味がありません。日常のさまざまな領域で使ってこそ、「選択の軸」として働きます。

仕事・キャリア

使い方: 転職や異動、働き方を選ぶときに、条件を並べる前に価値観で軸を作ります。

  • 求人票の条件を、「自分の価値観が満たされるか」の視点で読み直す
  • 面接で「大切にしている価値観」と会社の文化が合っているかを確認する
  • 今の仕事のなかで、価値観に近づけられる工夫(担当範囲、進め方、関わる人)がないかを探す

なお、キャリア研究のエドガー・シャインは、人が長期的に手放したくない職業上の軸を「キャリア・アンカー」と呼び、専門性、管理能力、自律・独立、安定、創造性、奉仕・社会貢献、挑戦、ライフスタイルの8つに整理しました。キャリアの選択を考えるときは、この枠組みも補助線になります。

お金

使い方: お金の使い方は、価値観がもっとも正直に表れる領域です。

  • 直近3か月の支出を見て、「使ってよかった」と感じたものに共通する価値観を探す
  • 「なんとなく使っているお金」を減らし、大切にしたいことに回す
  • 貯蓄や投資の目的を、「老後が不安だから」ではなく、「何を大切にして生きるための土台か」で言語化する

人間関係

使い方: 付き合う人や距離感を見直す指標になります。

  • 一緒にいてエネルギーがわく人/消耗する人を書き出し、その共通点を見る
  • 義理や惰性で続けている関係に、「大切にしたいことに合っているか」と問いかける
  • 大切にしたい人との時間を、先にスケジュールに入れる

健康・暮らし

使い方: 睡眠・食事・運動・休息を、「自分の価値観を実現するための土台」と位置づけます。

  • 「成長」を大切にしたいなら、睡眠や休養は、学びの質を支える投資になる
  • 「家族との時間」を大切にしたいなら、健康管理は、家族と長く過ごすための行動になる
おすすめ

第13章 価値観探しでよくある7つの失敗と対処法

悩んでいる男性

失敗① 「こうありたい自分」を選んでしまう

「本当はそうでもないけれど、立派に見えるから」と、理想の自分や社会的に望ましい言葉を選んでしまうケースです。 対処法: 「今の自分の行動や感情の実例があるか」を確認します。「誠実さを選んだなら、最近それが表れたのはどんな場面か」と問いかけてみてください。実例が出てこなければ、「憧れ」であって、現時点の価値観ではない可能性があります。

失敗② 数が多すぎる

10個も20個も「大切」を抱えると、結局どれも優先できなくなります。 対処法: 無理やりでも3〜5個に絞ります。落とした価値観が「どうでもいい」わけではなく、「今、最優先ではない」だけです。

失敗③ 言葉だけで終わってしまう

きれいな言葉を並べて満足し、行動が何も変わらないパターンです。 対処法: 第7章のワークで、今週できる小さな行動を1つ決めます。行動が伴って初めて、価値観は生きたものになります。

失敗④ 目標と価値観を混同する

「年収1,000万円」「独立」は価値観ではなく、目標です。 対処法: 「それが達成されたら、何が手に入る? どんな状態になっている?」と問いを重ねます。「自由」「安心」「承認」など、目標の奥にある価値観が見えてきます。

失敗⑤ 一度で完璧に決めようとする

価値観は、一晩で確定するものではなく、試行錯誤しながら少しずつ輪郭が見えてくるものです。 対処法: まずは「暫定版」として書き出し、1か月、3か月と生活のなかで試しながら更新していきます。

失敗⑥ 他人の価値観と比べて落ち込む

「あの人は『社会貢献』を大切にしているのに、自分は『楽しさ』が上位だなんて浅い」と感じてしまうことがあります。 対処法: 価値観に優劣はありません。「楽しさ」を大切にする人は、周りを明るくし、人生を豊かにする力があります。比べる対象は他人ではなく、昨日の自分です。

失敗⑦ つらい時期に無理やり探そうとする

強い疲労やストレス、気分の落ち込みがあるときは、そもそも自分の気持ちが感じにくくなっています。 対処法: 今は休むことを最優先にしてください。心身が回復してから、ゆっくり取り組んで大丈夫です。つらさが続く場合は、医療機関や専門家に相談しましょう。


第14章 今日から始める!価値観を「生き方」に変える1週間プラン

読んで終わりにしないために、1週間でできる簡易プランを用意しました。

日やること所要時間
1日目ステップ1:心が動いた出来事を書き出す15分
2日目ステップ2・3:価値観リストから30個選び、10個に絞る20分
3日目ステップ4:5個前後に絞り込む15分
4日目ステップ5:自分の言葉で定義づけをする20分
5日目ステップ6:重要度×実践度のギャップを確認する15分
6日目ステップ7:小さな行動を1つ決めて、実行する10分
7日目1週間をふり返り、気づきをメモする。必要なら価値観を微調整15分

価値観を日常で思い出すための3つの工夫

  1. スマホのロック画面やメモアプリに、価値観トップ3を書いておく
  2. 月に1回、「今月、価値観に沿って動けた場面」を3つ書き出す(できていることに目を向ける)
  3. 大きな選択の前に、「これは、私の大切にしたいことに合っているか?」と自分に問いかける
おすすめ

よくある質問(FAQ)

質問・疑問

Q1.「自分が大切にしたいことがわからない」のは、おかしいことですか?

おかしくありません。多くの人が、忙しさや周囲の期待に追われる中で、自分の気持ちを後回しにしています。まずは「心が動いた出来事を書き出す」ことから始めてみてください。第6章のステップ1が、そのための入り口になります。

Q2.価値観リストからは、いくつ選べばいいですか?

最初は30個ほど直感で選び、そこから10個、最終的には3〜5個に絞るのがおすすめです。数が多いと日常で意識しづらくなるため、「毎日思い出せる数」にすることがポイントです。

Q3.価値観と性格は、何が違うのですか?

性格は「どう考え、どう感じ、どう行動しやすいか」という傾向、価値観は「何を大切だと判断するか」という基準です。たとえば、内向的(性格)でも、「人とのつながり」(価値観)を大切にする人はいます。

Q4.今の仕事が、自分の価値観に合っていないと感じます。すぐ転職すべきですか?

すぐに結論を出す必要はありません。まず、①仕事のどの部分が合っていないのか、②今の職場のなかで工夫して近づけられる余地はないかを整理します。そのうえで、小さな実験(社外の活動、副業など)を試し、必要なら転職を検討してください。大きな決断は、価値観を整理してから行うと後悔が少なくなります。

Q5.考えても答えが出ない場合は、どうしたらいいですか?

①30の質問(第8章)に、時間をおいて答えてみる、②信頼できる友人やキャリアカウンセラーと対話する、③1か月ほど日々の気づきをメモする、といった方法があります。一人で考え込むより、人に話すことで輪郭がはっきりすることが多いです。

Q6.価値観診断(ツール)を受けたほうがいいですか?

診断ツールは、自分では気づかなかった視点を得る手がかりになります。ただし、結果はあくまで「仮説」です。診断結果を見て「しっくりくる/こない」と感じる自分の反応そのものが、価値観を知る大切なヒントになります。

Q7.価値観が、パートナーや家族と大きく違います。どうすればいいですか?

第10章のとおり、「違い」を前提に、譲れない部分と歩み寄れる部分を話し合うことが大切です。「私は〜を大切にしている」という伝え方を試してみてください。話し合いが難しい場合は、第三者(カウンセラーなど)に間に入ってもらう方法もあります。

歩く女性

まとめ|自分が大切にしたいことを知ることは、人生の「コンパス」を手に入れること

この記事では、「自分が大切にしたいこと」を考える意味と、その見つけ方を、心理学の知見とともに解説しました。最後に要点をふり返ります。

  • 価値観とは、何を大切だと判断するかの基準であり、目標や欲求、性格とは異なる「方向性」である
  • 価値観を考えることには、判断の軸ができる/自律性が高まる/他人の期待に振り回されにくくなる/言動のズレが減る/心の支えになる/人間関係の理解が深まるといった意味がある
  • 価値観に良い・悪いはない。大切なのは、自分で選んで納得していること
  • 価値観リスト100と7ステップのワークで、3〜5個の大切なことを自分の言葉にできる
  • 重要度と実践度のギャップを見て、今週できる小さな行動に落とし込む
  • 価値観が衝突するのは自然なこと。場面ごとの優先順位や第3の案で考える
  • 価値観は変わってもいい。定期的に見直す

「自分が大切にしたいこと」は、一度見つけたら終わりではなく、日々の選択のなかで確かめ、育てていくものです。

最初の一歩は、とても小さくて構いません。今日、第5章の価値観リストを眺めて、ピンときた言葉に1つだけ丸をつけてみてください。 その1つが、あなたの人生のコンパスの針を、少しだけ動かしてくれるはずです。


参考文献・出典

  • Schwartz, S. H. (1992). Universals in the content and structure of values: Theoretical advances and empirical tests in 20 countries. Advances in Experimental Social Psychology, 25, 1–65.
  • Schwartz, S. H. (2012). An overview of the Schwartz theory of basic values. Online Readings in Psychology and Culture, 2(1).
  • Rokeach, M. (1973). The Nature of Human Values. Free Press.
  • Deci, E. L., & Ryan, R. M. (2000). The “what” and “why” of goal pursuits: Human needs and the self-determination of behavior. Psychological Inquiry, 11(4), 227–268.
  • Kasser, T., & Ryan, R. M. (1993). A dark side of the American dream: Correlates of financial success as a central life aspiration. Journal of Personality and Social Psychology, 65(2), 410–422.
  • Sheldon, K. M., & Elliot, A. J. (1999). Goal striving, need satisfaction, and longitudinal well-being: The self-concordance model. Journal of Personality and Social Psychology, 76(3), 482–497.
  • Festinger, L. (1957). A Theory of Cognitive Dissonance. Stanford University Press.
  • Cohen, G. L., Garcia, J., Apfel, N., & Master, A. (2006). Reducing the racial achievement gap: A social-psychological intervention. Science, 313(5791), 1307–1310.
  • Cohen, G. L., & Sherman, D. K. (2014). The psychology of change: Self-affirmation and social psychological intervention. Annual Review of Psychology, 65, 333–371.
  • Hayes, S. C., Strosahl, K. D., & Wilson, K. G. (1999/2012). Acceptance and Commitment Therapy: The Process and Practice of Mindful Change. Guilford Press.
  • Wilson, K. G., & Groom, J. (2002). The Valued Living Questionnaire.
  • Schein, E. H. (1990). Career Anchors: Discovering Your Real Values.