1. 公的機関が運営する総合情報サイト
国や自治体が運営しているため、情報が正確で信頼性が高いのが特徴です。病気の基本情報から、利用できる社会制度、お近くの相談窓口の探し方まで網羅されています。
- こころの情報サイト(国立精神・神経医療研究センター)
- リンク: https://kokoro.ncnp.go.jp/
- 内容: 日本で最も代表的で信頼性の高いメンタルヘルスのポータルサイトです。こころの病気について分かりやすく解説しているほか、どこに相談すればよいか、利用できる支援サービスは何か、といった情報がまとまっています。まずはこちらをご覧になることをお勧めします。
- こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト(厚生労働省)
- リンク: https://kokoro.mhlw.go.jp/
- 内容: 職場のストレスやハラスメントなど、働く人のメンタルヘルスに特化したサイトです。ストレスチェックや、仕事に関する悩みの相談窓口(電話・SNS)情報が充実しています。
- 健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~(厚生労働省)
- リンク: https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/
- 内容: 生活習慣病予防のための健康情報サイトですが、「休養・こころの健康」のカテゴリに、うつ病、睡眠、ストレスなどに関する専門的で詳しい情報が掲載されています。少し医学的な知識を得たい場合に役立ちます。
2. すぐに相談したいときの電話・SNS相談窓口
つらい気持ちを誰かに話したい、緊急性が高いと感じるときはこちらの窓口が頼りになります。
- こころの健康相談統一ダイヤル
- 電話番号: 0570-064-556
- 内容: 全国の精神保健福祉センターにつながる公的な電話相談窓口です。お住まいの地域の専門機関に相談できます。
- よりそいホットライン
- 電話番号: 0120-279-338 (フリーダイヤル)
- 内容: どんなひとの、どんな悩みにも寄り添って一緒に考えてくれる相談窓口です。外国語にも対応しています。
- いのちの電話
- 電話番号: 0570-783-556 (ナビダイヤル)
- 内容: 絶望的な気持ちになったときに、対話を通じてこころの危機を乗り越えられるよう支援する相談窓口です。
3. カウンセラーや医療機関を探す
実際にカウンセリングを受けたい、病院を探したいというときに役立つサイトです。
- 日本臨床心理士会「臨床心理士に出会うには」
- リンク: https://www.jsccp.jp/
- 内容: 信頼性の高い心理職の資格「臨床心理士」を探せるディレクトリです。お住まいの都道府県から相談機関を検索できます。
- 精神保健福祉センター(各都道府県・政令指定都市)
- 探し方: 「〇〇県(市) 精神保健福祉センター」で検索
- 内容: 各自治体が設置している公的な相談機関です。地域の医療機関やカウンセリングルームの情報提供、デイケア、家族相談などを行っています。どこに相談していいか分からない場合の最初の相談先として非常に有用です。
- 日本精神神経学会「こころの病気を知る」
- リンク: https://www.jspn.or.jp/modules/forpublic/
- 内容: 精神科医の学会が運営するサイトです。専門医を探すための情報や、病気についての詳しい解説があります。
4. 当事者や家族のための情報・コミュニティサイト
同じ悩みを持つ人やその家族とつながりたい、体験談を知りたい場合に役立ちます。
- LITALICO(りたりこ)発達ナビ
- リンク: https://h-navi.jp/
- 内容: 発達障害のあるお子さんや、そのご家族向けの情報サイトです。子育ての悩みや発達に関するコラム、地域の支援施設の情報などが豊富です。
- コンボ(地域精神保健福祉機構)
- リンク: https://www.comhbo.net/
- 内容: 精神障害のある人たちが主体的に生きることを応援するNPOです。出版物やウェブサイトを通じて、リカバリー(回復)に関する質の高い情報を提供しています。
- 各種 当事者会・家族会
- 探し方: 「うつ病 家族会 〇〇(地域名)」、「双極性障害 当事者会」のように「病名+当事者会/家族会+地域名」で検索
- 内容: 同じ病気や障害を持つ人、またはその家族が集まり、悩みを分かち合ったり情報交換をしたりする場です。共感や安心感が得られる大切な場所になることがあります。
ご利用にあたっての注意点
- インターネットの情報はあくまで参考です。自己判断で病名を決めつけたり、薬を中断したりせず、必ず専門家(医師やカウンセラー)にご相談ください。
- カウンセリングは、カウンセラーとの相性も大切です。一度で諦めず、自分に合う専門家を探すことが重要です。
これらの情報が、あなたやあなたの大切な方にとって、適切なサポートにつながる一助となれば幸いです。一人で抱え込まず、ぜひこれらの窓口や情報を活用してください。